エイトリング初心者向け完全解説|道具の選び方・つなげ方・回し方・練習方法

はじめに
エイトリングって、初めてやるとたぶんこうなります。
- ブレる
- うまく止まらない
- そして、落とす。
こんにちは。大道芸やステージでパフォーマンスをしている、エンターテイナーMIKIYAです。
最近、エイトリングについて
- 「どのリングを買えばいいですか?」
- 「2枚はどうやってつなげるんですか?」
- 「どうやって練習したらいいですか?」
という質問をいただきました。
そこで今回は、エイトリングの道具選びから、つなげ方、基本的な回し方、練習方法までまとめて解説します。
さらに、ただ回すだけでなく、不思議な「技」に見せるためのポイントも紹介します。
先に結論だけ言っておくとこれを買えばいいです↓
エイトリングとは?大道芸で使っている理由
エイトリングは、8の字の形をした道具を回して、不思議な動きを見せるパフォーマンスです。回し方によっては、片方の輪が空中に止まっているように見えます。
僕が大道芸で使っている理由のひとつは、シンプルに道具が大きくて、遠くからでも見えやすいからです。
大道芸は、お客さんがまだ誰もいない状態から始めることもあります。そのときに小さな道具を使っていても、遠くを歩く人には何をしているのか伝わりにくいんですよね。
でも、大きなリングを回していれば「あそこで何かやっているぞ」と気づいてもらいやすい。人の足を止めるきっかけとして使いやすい道具です。
ステージでも見栄えがするので、数百人規模のお客さんの前で演技するときにも重宝しています。
初心者はどのリングを買えばいい?
僕のおすすめは、ラージリングを2枚つなげる方法
僕は、ジャグリング用のラージリングを2枚用意して、中央でつなげる方法をおすすめしています。
- 片手でエイトリングを1個使うなら、リングは2枚。
- 両手でエイトリングを1個ずつ使うなら、リングは4枚。
こちらからご購入ください↓
最初から8の字になっている一体型の商品もありますが、僕自身は持ち運びや扱いやすさを考えて、2枚をつなげるタイプを使っています。
一体型は、製品によっては曲がりやすく、元に戻すのが難しいことがあります。また、そのままの大きさで運ぶので、荷物のスペースも取ります。
2枚をつなげる方法なら、使い終わったあとに外して重ねられるので、コンパクトに収納できます。
もちろん、一体型にもメリットはあります。2枚を重ねたときにできる段差がなく、平らな形になることです。この段差が気になる人には、一体型が合う場合もあります。
僕はあまり気になりませんし、むしろ重なった部分が持ちやすいと感じています。リングの縁の形や、指で挟んだときの感触も、選ぶときのポイントです。
大きさと重さは、扱いやすさとのバランスで選ぶ
僕は、ある程度大きくて、ある程度重さのあるリングを使っています。
以前、小さくて軽いエイトリングを屋外で使わせてもらったとき、風にあおられて回しにくかった経験がありました。僕の場合は、適度に重さがある方が安定させやすいです。
ただし、大きくて重くなれば、そのぶん回すための力も必要になります。大きければ何でもいいというわけではなく、自分が無理なく扱えることも大切です。
僕は屋外で使う機会が多いので、軽さよりも安定感を重視しています。
色は「背景に埋もれないか」で考える
意外と大事なのが、リングの色です。
白や黒はシンプルでかっこいいのですが、白い壁の前で白いリングを使うと見えにくくなります。黒いリングも、暗い背景では目立ちにくくなります。
背景を用意できるステージなら、リングとのコントラストを作れば問題ありません。でも、大道芸では毎回どんな背景になるか分からないんですよね。
そのため僕は、背景から浮き上がって見える、鮮やかな色をおすすめしています。
僕が使っているのはオレンジです。実は、最初に選んだ理由は「たまたま安く買えたから」なんですが、鮮やかで見やすいので、そのまま使っています。
オレンジが絶対に一番ということではありません。使う場所や衣装との組み合わせも考えながら、遠くから見える色を選んでみてください。
2枚のリングをつなげる方法
僕は、リングを重ねた中央部分にテープを巻いて固定しています。
- テープを適当な長さに切り、片方のリングに端を貼ります。
- もう1枚のリングを重ねて、8の字の形にします。
- 接続部分の位置をそろえます。
- 位置がずれないように押さえながら、テープを引っ張り気味に巻きます。
- 必要に応じて何周か巻き、接続部分がぐらつかないか確認します。
ポイントは、回している途中で2枚の位置がずれないように、しっかり固定することです。
固定が甘いと、回しているうちに少しずつずれたり、落とした衝撃で外れたりします。見た目だけでなく、接続部分の安定感も確認してください。
テープを巻く方法と、貼り合わせる方法の違い
つなげ方は、大きく分けると2種類あります。
- 布テープ・養生テープ・透明テープなどを巻く方法:しっかり固定しやすい一方、巻いた部分が見えます。取り外すたびに、巻き直す手間もかかります。
- マジックテープや、着脱に使える厚手の両面テープなどで貼り合わせる方法:着脱が速く、正面から接続部分が目立ちにくい一方、接続部分が厚くなったり、衝撃で外れたりすることがあります。
両面テープは種類によって使い勝手が大きく違います。薄い一般的なものを使えば、何でもしっかり固定できるというわけではありません。繰り返し使えるかどうかも、製品によります。
僕は固定の確実さを優先して、基本的にテープを巻く方法にしています。
巻いた部分を目立たせたくないなら透明テープなどを選ぶ方法もありますが、あえて黒いテープで「ここをつないでいます」と見せてしまうのも、ひとつの考え方です。
実際、大道芸中に「分かった!テープで巻いてるんや!」と言われることがあるんですが……いや、巻いてますけど(笑)。そこを隠す必要はないんですよね。
また、テープの表面を滑りやすいと感じる人もいます。固定力に加えて、自分の指で持ちやすいかどうかも確かめてみてください。
エイトリングの基本的な回し方
基本は、親指・人差し指・中指の3本を使い、挟む指を順番に入れ替える動きです。
一方向に回す場合、リングを挟む指の組み合わせは次のように変わります。
- 親指と人差し指
- 人差し指と中指
- 中指と親指
- 最初に戻って繰り返す
逆方向に回す場合は、この順番も逆になります。最初は、自分が回しやすい方向で試してください。
ここで大切なのが、手首をぐるぐるひねって回そうとしないことです。
基本の回転では、手首や腕はほとんど動かしません。主に動かすのは指です。指を入れ替えて、次の指へリングを受け渡すように回します。
屋外などで安定感を上げたいときは、薬指や小指も補助に使っています。まずは3本の指で基本の動きを覚え、そのあとで必要に応じて補助を加えてみてください。
きれいに回すための3つのポイント
1.回転の中心を動かさない
基本の回転を練習するときは、手の位置をできるだけ固定します。
手が上下左右に動くと、リング全体も一緒に動いてしまいます。「この1点を中心に回す」と意識してみてください。
2.同じ平面で回す
リングを前後に傾けず、同じ平面上で回します。
これは横から見ると分かりやすいです。きれいに回っていると、真横から見たリングはほぼ1本の線に見えます。
前後にぶれていると、その線が崩れます。正面からだけでなく、横から見た状態も確認してみてください。
3.一定の速度で回す
最初は速くしたり遅くしたりせず、一定の速度で回し続けることを目指します。
指を入れ替えるたびに急に速くなったり、引っかかって止まりそうになったりしないように意識してください。
中心を動かさない・平面を崩さない・速度を一定にする。まずは、この3つが基本です。
おすすめの練習方法① 壁の前で回す
僕がおすすめしているのが、壁を使った練習です。
リングを壁から5〜10cmほど離し、壁と平行に構えて、当てないように回します。体と壁の距離ではなく、リングと壁の間隔が目安です。
前後にぶれると壁に当たるので、平面が崩れたことに気づきやすくなります。周囲を片づけ、壁や道具を傷つけない場所で行ってください。最初は少し余裕を持った距離からでも大丈夫です。
いきなり何周も回す必要はありません。次の順番で、少しずつ増やしていきます。
- 半回転して止める。
- 1回転して止める。
- 2回転して止める。
- 慣れたら、連続で回す。
そして、特に大事なのが止める瞬間もぶれないことです。
回している間は安定していても、止めた瞬間にリングが前後に揺れてしまうことがあります。
回すところだけでなく、ピタッと止めるところまでが練習です。壁に当てずに回し、止めるところまでできることを目標にしてください。
おすすめの練習方法② あえて、ものすごくゆっくり回す
もうひとつおすすめなのが、「遅すぎるかな?」と思うくらい、ゆっくり回す練習です。
僕の感覚では、エイトリングはある程度速く回した方が安定させやすいです。でも、見せる技としては、ゆっくり回した方が不思議に見える場面があります。
ゆっくり回すと勢いに頼れないので、指でしっかり支えながら受け渡す必要があります。そのぶん難しいのですが、次のような感覚を確かめやすくなります。
- どこを持つと安定するか。
- どのタイミングで次の指に渡すか。
- どの動きでリングがぶれやすいか。
速く回せるようになった人も、ぜひ一度ゆっくり回してみてください。これ、僕がやっても難しいです。
右手と左手、どちらで練習する?回す方向は?
片手でエイトリングを1個使うなら、回しやすい手で、回しやすい方向に回せばOKです。
ちなみに、僕は右利きですが、エイトリングはなぜか左手の方が回しやすいです。必ずしも利き手にこだわる必要はありません。
将来的に両手で組み合わせたい場合は、やりたい技に合わせて回転方向を考えます。左右を同じ方向に回して組み合わせる動きなら、先に苦手な方の手で回しやすい方向を確認するのがおすすめです。
その方向に、得意な方の手を合わせます。苦手な手に、さらに苦手な方向を無理に担当させない、という考え方です。
左右の回転方向は、自分から見るか、お客さん側から見るかで呼び方が変わるので、同じ側から見て確認してください。
練習は1日5分からでもいい
最初から何時間も練習する必要はありません。まずは1日5分からでも十分です。
慣れないうちは指が疲れやすいので、「もうちょっとやりたいな」くらいで切り上げてもいいと思います。
短い時間でも、中心・平面・速度を意識して回してみてください。指に痛みが出るほど無理をせず、少しずつ慣れていきましょう。
回せるようになったら「アイソレーション」に挑戦
安定して回せて、好きなタイミングで止められるようになったら、次は技にしていきます。
基本になるのが、片方の輪が空中の同じ場所に止まっているように見せる「アイソレーション」です。
基本練習では手の位置を固定しましたが、アイソレーションでは、片方の輪の位置が動かないように腕を動かして調整します。
ただし、指で回す基本の動きは同じです。急に手首を大きくひねって回そうとすると、ぶれやすくなります。
まずは「この輪を動かさない」と決めて、ゆっくり回してみてください。手首を無理にひねらず、腕の動きで位置を合わせていきます。
慣れてきたら、固定する輪を入れ替えたり、固定する位置を変えたりしてみましょう。同じ基本の回転から、見え方の違う動きにつながっていきます。
「回せる」と「演技として見せられる」は違う
エイトリングは、回せるようになったら完成というわけではありません。
上手な人の演技を見ると、ずっと同じ速度で回し続けているわけではないんですよね。
- ゆっくり回して、不思議さを見せる。
- 速い動きを入れて、変化をつける。
- ピタッと止めて、間を作る。
- 姿勢や目線、表情を変える。
こうした細かい変化で、演技に緩急が生まれます。
基本練習では一定の速度で回せることを目指し、演技ではその安定した回転を土台にして、意図的に速度や動きを変えていきます。
最初は、ぶれずに回せれば十分です。そこから「どう回したら不思議に見えるか」「どこで止めたらきれいに見えるか」まで考えられるようになると、リングを回す動きが、お客さんに見せる演技になっていきます。
エイトリングを始めるなら、まずはここから
最初に取り組むことをまとめると、次のとおりです。
- 扱いやすいラージリングを2枚用意する。
- 中央をテープでしっかり固定する。
- 親指・人差し指・中指を入れ替えて回す。
- 中心・平面・速度を意識する。
- 壁の前で、半回転して止める練習から始める。
- 慣れたら回転数を増やし、ゆっくり回す練習も取り入れる。
最初はぶれたり落としたりしても大丈夫です。まずは「半回転して、ぶれずに止める」ところから試してみてください。
道具のご購入はこちらから↓
動画で解説
YouTubeで動画でも解説しています。こちらの動画を見ながら練習してみてください。
自分の回し方が分からない方へ|Zoomでの個別レッスン
「自分の回し方のどこが悪いか分からない」「一人で練習するより、直接見てもらいたい」という方向けに、Zoomでエイトリングを教えるメニューも用意しています。
実際に回しているところを見せてもらえれば、手首のひねり、腕の動き、指を入れ替えるタイミングなどを確認しながらアドバイスできます。
個別レッスンに興味がある方は、こちらから↓
