シルクマジック
- 2020.01.08
- 演目紹介
シルクマジックとは
マジックの世界で「シルク」というのはマジック用の様々な色や絵柄のハンカチ全般を指します。
もちろんシルク(絹)でできているハンカチなので「シルク」と呼びます。
マギー司郎さんが「てじな用のハンカチ」と言われているのが耳に残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それです。
シルクを使ったマジック全般をシルクマジックといいます。
テーブルマジックで使わないこともないのですが、主にステージマジックで大人数に向けて行われます。
シルクは小さいものは20cm角、大きいものは90cmがあり、旗に使うようなもっと大きなものもあります。
様々な色や絵柄のものがあり、ステージ上を華やかにしてくれます。
また、かなり薄い生地なので、空中になびく様が美しいです。
個人的に思うのは、テーブルマジックは不思議さ・驚きを求められるのに対して、ステージマジックは華やかさ・美しさを求められているということ。
シルクマジックはステージマジックを行う上では欠かせない演目だと思います。
30分のステージマジックショーの中でシルクマジックを入れないマジシャンはほぼいないでしょう。
シルクマジックの現象
シルクから何かへ変化
代表的なシルクマジックの現象は、シルクが別の何かに変化するというものです。
例えば、おそらく私を含めて相当な数のマジシャンが45cm角のシルクをふっておまじないをかけるとステッキに変化するというマジックをやっているはずです。
アピアリングケーン(通称アピケン)と呼ばれるものです。
シルクを使わずにバルーンアート用の風船からステッキに変化させたり、ファイヤートーチ(火がついた棒)からステッキに変化させたりと色々な方法がありますが、私はシルクからステッキに変化するのが一番好きです。
シルクから変化するものはシルクに限らず何でもアリです。
チェンジングバッグなど変化現象専用の道具を使って変化させることもあります。
ぱっと浮かんだのはハト、花、ロープ、ボール、卵、カードなどですが、特にルールはないので、それぞれのマジシャンが自由にやっています。
何かからシルクへ変化
上で説明した現象とは逆に、シルク以外の何か別の物からシルクに変化させる現象です。
私がよく行っているのはステッキが45cm角のシルク2枚に変化するというものです。
バニシングケーン(通称バニケン)と呼ばれるものです。
硬いものが柔らかいものに変化するので、不思議さが大きいです。
2枚のシルクがふわっとなびくのが気持ち良くて好きです。
何かからシルクへ変化する現象もステッキ以外でも何でもアリです。
ハト、花、ロープ、ボール、カードなど様々なものが考えられます。
シルクの消失
シルクの出現
シルクの移動
結び目の消失・出現
シルクの色変わり
シルクの増加
シルクの貫通
名前のついたシルクマジック
20世紀シルク
ドリームシルク
ブレンドシルク
ファウテンシルク
カメレオンシルク
スライディーニシルク
様々なシルク
原色の正方形のものは小さいものから順に20cm角、30cm角、45cm角、60cm角、90cm角と色々なサイズがあります。
テンヨーなどで売られているシルク小は20cm角、シルク中は30cm角、シルク大は45cm角です。
色も赤、青、黄、緑、ピンク、紫、水色、黄緑、オレンジ、白、黒など様々なものがあります。
つづく
続きはまた今度書きます。
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