新型コロナウィルス個人的まとめ
- 2021.05.13
- 健康
はじめに
新型コロナウィルスの感染拡大にともなって、ぼくの生活も大きく変化してしまいました。
2019年までは当たり前のように商業施設でショーしたり、忘年会・新年会・企業パーティーなどでショーをしたりしていましたが、中止が相次いで仕事がないのが普通になってしまいました。
今まで大道芸の許可が下りていた様々なポイントも許可が下りなくなっております。
パフォーマンスの機会が減って1回1回のショーがかなり貴重なものとなりました。
こんな社会情勢のなかで、ショーをするのは良くないことかもしれないと悩むこともありました。
でも、ショーを楽しんでいる方の表情を見たり、ショー終わってから「楽しかったよ。頑張ってね。」などと声をかけて頂いたりすると、エンターテイメントを必要としている人たちもいるのだと感じることができました。
自分自身が誇りをもってこの仕事を続けていくためにも、新型コロナウィルスについてもっと知らなければと思い、色んな本を読みあさったり、ネットで調べたりしました。
以下に書く内容は、どこにでも書いてあるようなありふれた情報ですが、自分のためにも新型コロナウィルスについてまとめようと思います。
もしも間違っているところがあれば教えて頂けると助かります。
インフルエンザとの違い
日本ではインフルエンザにかかった人は毎年1万人程亡くなっていたのに新型コロナで数千人が亡くなったくらいで緊急事態宣言を出すのはバカバカしいと言う人がいます。
その一方で、アメリカでは新型コロナに感染した人が50万人も亡くなっているから大問題だと不安をあおる人もいます。
メディアや政治はどちらかと言うと、あんまり根拠なく、ただただ不安をあおっているという印象を受けます。
治療薬
よく言われる違いの一つとして、インフルエンザは治療薬があるけれど、新型コロナウィルスは治療薬がないのが問題だと言われています。
でも、インフルエンザの治療には薬が使われないことも多く、結局「安静にしていること」しかできることがないらしいです。
ぼくも一度だけインフルエンザにかかったことがありますが、寝て治すことしかしておりません。
治療法に関しては、インフルエンザと新型コロナウィルスで大きな違いはないと思われます。
再生産数
再生産数とは、「1人の感染者が次に何人に感染させるか」というものです。
様々なところで新型コロナは感染力が強いのが問題だと言われております。
だから、再生産数が特別多いものなのだと勝手に勘違いしておりましたが、実はインフルエンザと大して変わらないようです。
正確な数値はわかりませんが、1~3くらいのようです。
だから、新型コロナの問題点は、治療薬でも再生産数でもないということです。
症状
新型コロナウィルスもインフルエンザも発熱、咳、咽頭痛、鼻汁、頭痛など風邪にもみられる症状があり、風邪なのか新型コロナなのかインフルなのか医者でも判断が難しいと言われています。
新型コロナの問題は以下の3点です。
- 無症状の人や軽い症状の人が多い
- 重症化するとかなり重い
- 後遺症が残ることがある
特に、一番上の「無症状の人や軽い症状の人が多い」というのが、国レベルで問題だと思われます。
症状のない感染者が出歩いて友人や家族と接触することで、感染を広げてしまっているということです。
SARSやMERSも危険なものではあったもののはっきりと症状が出るので、感染者を隔離しやすかったらしいです。
致死率
単純に死者数だけで見ると、2019年のインフルエンザにかかって亡くなった人数の方が2020年に新型コロナにかかってなくなった人数よりも多いです。
何が問題かと言うと、新型コロナの致死率はインフルの3~5倍ということです。
致死率は、それに感染して亡くなる人の割合です。
この高い致死率のものを放っておけば、死者数は増え続けるのが問題だということです。
ただし、新型コロナを抑えたとしても自殺者が増えたら意味がないという別の問題もあります。
感染者≠陽性者
メディアでも政治でもあまりこのことを重視して扱っていないように思うのですが、「感染者数≠PCR検査陽性者数」という事実です。
メディアはこの事実を踏まえずに、毎日のように陽性者数を感染者数と報道してしまっています。
PCR検査は万能ではない
検査で陽性と判定されて感染していない人もいるし、陰性と判定されて感染している人もいるということです。
だから安心を得るためにPCR検査を受けるのは間違っているということです。
PCR検査陰性だから堂々と出歩けるということにはなりません。
検査数が増えたら陽性者数が増える
当たり前の話ですが、検査数が増えると一定の割合で陽性者数が増えます。
これは仮に感染者がゼロであっても増えます!
だから単に陽性者数だけを見て一喜一憂するのは間違っているということです。
ただし、2021年に入ってから感染が拡大したことは間違いないように思います。
PCR検査は判断材料の一つ
新型コロナウィルスに感染しているかどうかはPCR検査と症状などを総合的に判断することでわかるそうです。
クラスターが発生しているかどうかを確認するのには役に立つようです。
ある場所を利用していた人全員に無症状の人も含めてPCR検査を行えば、クラスターが発生していたかどうかを判断しやすくなるらしいです。
病床逼迫
病床はどの程度ひっ迫しているのか
例えば下のサイトを見ると、関西では7割程度の新型コロナ用のベッドの使用率であることがわかります。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/hospital/
他の地方では大してひっ迫していない地方も多いようです。
特に関西がひっ迫しているようです。
滋賀県は大阪府に比べてマシなので、大阪府の重症患者を滋賀県の病院で受け入れ始めたそうです。
なぜ病床はひっ迫しているのか
日本ではなぜコロナ病床がひっ迫しているのかということはこちらの動画をご覧いただくとよくわかるかと思います。↓
新型コロナが2類に分類されていることによって、病床がひっ迫しているのだという話も聞いたことがあるのですが、そのことは大した問題ではないようです。
以下のようなことから、新型コロナを積極的に受け入れる病院が少ないようです。
- 日本には民間の病院が多い
- 新型コロナ患者を受け入れると、新型コロナ以外の受け入れができなくなり経営を圧迫する恐れがある
- 新型コロナ患者を受け入れると医者、看護師が辞める可能性もある
- 新型コロナ患者受け入れを強制する法律がない(民間の病院なので当然っちゃ当然)
公的な資金を病床確保のために使ったり、法整備を整えて病床を確保するシステムを作ったりしないと解決は難しいのかもしれません。
感染経路
家庭内感染が多い
大阪府の新型コロナに関する情報はこちらにあります。↓
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/38215/00391753/ikkatsu-44.pdf
これによると、家庭内感染を含め、感染者と濃厚接触した人から感染するのが一番多いようです。
次いで施設関連、学校関連と続き、飲食店は家庭内感染よりもはるかに少ないです。
この情報を見ると、飲食店に時短営業を要請する必要はあるのか疑問しかないです。
飲食店に政治力がないから、こういう仕打ちを受けているとしか思えないです。
毎日の満員電車の方がはるかに問題なように思えます。
交通機関の方が政治力があるのでしょうか?
屋外の大道芸(ステージマジック)は低リスク?
大道芸は人を集めるから感染予防の観点では悪とみなされることも少なくありません。
でも、室内ならまだしも屋外での大道芸はそれほど危険なことには思えません。
飲食店ですら、家庭内感染よりもはるかにリスクが低いというデータがあることを考えると、屋外の大道芸はさらにリスクが低いと言えるはずです。
大道芸中は演者も観客もマスクをしており、ショー中に一番多く声を発する演者は観客と離れた状態で行います。
演者はショーの前後にアルコールで手の消毒を行い、観客にも手洗い・アルコールの使用を促します。
リスクゼロとは言いませんが、中止するほど危ないものだとは思えません。
今後もぼくはマジシャンとして大道芸人として、感染対策をした上でパフォーマンスを続けていくつもりです。
正しい感染対策
感染対策として私たちができるのは以下の4つです。
- マスク
- せっけん、アルコール
- 換気
- 体調不良時は休む
マスク
メディアでもこのことがあまり強調されていないのですが、マスクは、感染しないようにするためにつけるのではなく、感染させないようにするためにつけるということです。
ウィルスはマスクの穴に比べてはるかに小さいものなので、普通にマスクを貫通します。
だから、マスクをつけて自分にウィルスが入ってくるのを防ぐというのは難しいようです。
感染者がウィルスを含む唾などを口から飛ばすのを防ぐということのためにマスクをつけるということです。
マスクは意味ないというデータがあったり、マスクに効果があったというデータもあったりするのですが、今のところはとりあえず付けておくのが安牌のようです。
不織布のマスクが一番飛沫を防止できるそうです。
せっけん、アルコール
体の中で一番ウィルスを取り除かないといけない部位は手のようです。
手は色んなところに触れることでウィルスが付着する可能性があります。
そして、手についたウィルスを口、鼻、目などに持っていくことで感染してしまうということです。
それを防止するために、こまめに石鹸で手洗いをしたり、アルコール消毒することが大切ということです。
どちらか選べと言われたら、ぼくは石鹸を選びます。
アルコール消毒は手にいる常在菌を殺すことにもなり、そのことで健康に悪影響があるかもしれないらしいです。
また、石鹸は汚れや汚れの下のウィルスも洗い流せるけれど、アルコールは汚れを落とすことができません。
ぼくが愛用している石鹸は牛乳石鹸です↓
ぼくが使っているアルコールジェルはこちらです↓
妙な匂いもないし、手がベタつくこともありません。ぼくはマジックショーのときは必ずアルコールを持ち運ぶので、ロック機能がついているのも嬉しいところです。
厚生労働省はアルコールは濃度70%以上のものを推奨しているようです。
換気
換気の悪い場所に行かない、換気の悪い場所を作らないということが大切なようです。
映画館などは換気がしっかり行われており、声を発することも少ないので、危険度は低い場所のようです。
これはステイホームを推奨しているのではありません。
ステイホームを頑なに守る方が心身に悪影響がある可能性もあります。
近所を散歩したり、自然に触れたりする機会がある方が心身の健康には良いはずです。
ぼくもちょくちょく散歩をするようになりました。
体調不良のときは休む
発症から10日間は感染性が続くと考えるといいみたいです。
体調を崩したり、何かしら症状が出てから、10日間は人との関わりを最小限にしましょう。
無症状ならどうしようもないですが、症状が出たら潔く休みましょう。
ワクチン
ワクチンの必要性
新型コロナウィルスは一度感染すると次に感染しにくくなるということがわかっています。
一度感染した人が多くなればなるほど感染が広がりにくくなります。
これを集団免疫と呼びます。
スウェーデンでは特にロックダウンや外出自粛要請などをすることなく、自然に感染して自然に集団免疫を獲得することを目指してきました。
これはこれである程度の成功を収めてきました。
でも、果たしてこれは正しいのかという話です。
以下はざっくりとした計算になります。
新型コロナの致死率を2%、再生産数を2として考えます。
集団免疫を獲得するには1-1/(再生産数)=1/2=0.5=50%の日本人が一度感染する必要があります。
日本人口を1億人とすると、5000万人の人が感染しなければならず、そのうちの2%の100万人が死ぬ必要があるということです。
アメリカでは50万人も新型コロナで亡くなっていますが、その倍の数の死者を日本で出さないと終息しないかもしれないということです。
これを阻止するためにもワクチンを打った方がいいのではないかということです。
ワクチンは、感染したときに獲得できる免疫と同様の免疫が感染せずに得られるというものです。
ただし、後で書きますがワクチンにもリスクはあります。
でもワクチンの方がリスクが少なくて済むということです。
ワクチンのリスク
ほとんどの人は以下のようなリスクがあるくらいで、感染したときのリスクに比べれば大したことないです。
- 打ったところが痛くなる
- 発熱する
- 倦怠感
一部の人にはアナフィラキシーショックと呼ばれる人によっては死に至る症状が出る可能性もあるそうです。
5月2日までの情報だと、 日本では 3,823,386回接種した中でアナフィラキシーショックの発生は 805件とのことです。(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000778306.pdf)
日本人口1.2億人すべてが接種すると 2万6千人がアナフィラキシーショックになる計算です。うーん、、、思ったよりも多い印象です。
ただし、これも医者が迅速に対応すれば回復する可能性が高いとのことです。
ワクチンを打つときは、すぐに対応できるように医師が待機した上で、アナフィラキシーショックがないかどうか確認する時間が十分に取られているそうです。
問題は、新型コロナワクチンに関しては、従来のワクチンとは種類が違うもので、どの程度のリスクがあるのかは未知の部分が多いとのことです。
これがワクチンをやめとけと言っている人の根拠です。
ワクチンを優先すべき人
厚生労働省のホームページにはワクチン接種を優先すべき人が書かれています↓
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000756894.pdf
- 医療関係者
- 基礎疾患のある患者
- 高齢者(65歳以上の人)
危険度の高い人たちから優先して接種していって、集団免疫を獲得しようということです。
新型コロナにかかって死亡した人のうち9割は70代以上の人たちです。
基礎疾患っていうのがぼくもよくわからなかったんですけど上のサイトに詳しく書いております。
現状はワクチンがまだまだ足りていなくて、集団免疫を獲得するには程遠い状況ですが、近いうちに見通しがたつと信じたいです。
ワクチン不要論
ここまで書いてから、マジか!と思う本にぶち当たったので、紹介します。
ワクチンは効かないばかりかきわめて有害だと主張する本がありました。
ワクチンに含まれる有害物質の話とか(新型コロナのワクチンの話ではないので注意!)
天然痘のワクチンによって大量の感染者を生み出し、大量の死者を生み出してしまったといった恐ろしい話が書かれています。
実はすでに日本は集団免疫を獲得している(?)
もう一つワクチン不要論の根拠を強化する本があるので紹介します。
日本を含めアジア各国は欧米に比べて、感染者数や死亡者数が圧倒的に少ないです。
これはすでに日本では集団免疫が獲得されているからだという話です。
もしそれが事実であれば、緊急事態宣言とかワクチン接種とかはバカげた話ということになってきますよね。
引き続き勉強を続けて何が真実なのかを見極めていきたいと思います。
とりあえず「ワクチン接種しとけば大丈夫っしょ」という安易な考えはやめた方が良さそうです。
最終的には自分の命を守るために自分で判断
ワクチン反対派の意見の方が強烈に感じるかもしれないので、最後にワクチン推奨派の方の動画を紹介します。
名前もぼくと同じ「みきや」なので親近感が持てます。
偏った意見ばかりを見るのではなく、色んな情報を見て、自分の命を守るために、自分で判断することが大切だと思います。
さいごに
高橋洋一さん「さざ波」発言
新型コロナウィルスに感染して亡くなった人は5月12日の時点で11,064人です。
これは海外から見ればはるかに抑えられている数字です。
高橋洋一さんのツイートが話題になっておりますが、「さざ波」というのは的を射た発言だと思います。
日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑 pic.twitter.com/Q6JvZCOTUa
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) May 9, 2021
さざ波に関しては同意しますが、オリンピックに関しては開催しない方がいいのかなとは思っております。
感染対策しつつ経済を回しましょう
日本では2020年に 21,081人が自殺し、2839人が交通事故で命を落としています。
2019年と比べて、自殺者は増え、交通事故死者は減っています。
自殺が増えた分は毎月数百人いて、おそらくコロナ禍によって、倒産したり失業したり収入が減ったりして自殺されているのではないかと思われます。
2019年までは毎年インフルエンザにかかった人が1万人程亡くなっていました。
2020年に新型コロナに感染して亡くなった方は4千人程です。
これらの数字を見ても新型コロナウィルスだけを恐れるのはおかしいということがわかるでしょう。
新型コロナ対策のことばかり考えて、失業者や自殺者を増やしてしまっては意味がありません。
新型コロナウィルスを過度に恐れることなく、淡々と感染対策を行えばいいだけかと思います。
専門家の方でも映画を見に行ったり、外食をしたりされているようです。
過度に恐れることなく、経済を回せる世の中になってほしいと願います。
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